・ついカッとなって、子供にきつい言い方をしてしまい後悔したことがある
・2歳の子供がイヤイヤ期をむかえて、毎日振り回されている
・何度同じことを注意しても、子供が言うことを聞いてくれなくて困っている
そんな悩みや経験をもつママやパパにオススメの本、『子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本』をご紹介します。

そんな悩みって、全部私が悩んでいたことなんですけどね。
私が『子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本』を読んだ経緯

わたしには2歳の子供がいます。
元々そこまで怒りっぽくない私ですが、「魔の2歳児」とも呼ばれるイヤイヤ期をむかえた子供にイライラや怒りの感情を持つことが増えてきました。
最近では夜寝ることを嫌がるようになり、夜中に癇癪を起して泣き叫ぶ子供に「もう知らない!」と言い放ち、自分一人トイレにこもって怒りをやり過ごしたこともあります。
泣いている時にいきなり独りぼっちにされた子供はもちろん、「ママ!ママ!」と余計に泣き叫びます。
私は「大好きな子供のはずなのに、つい突き放すような言い方をしてしまった…母親失格だなあ…」と自己嫌悪に陥ってしまいました。

どんな時でも子供に穏やかに接せられる母親になりたい。
そんな悩みを解決してくれる本を探して見つけたのが、この『子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本』でした。
この本を読んで分かること

この本を読んで分かることは、主に次の3つです。
①イライラや怒りの正体
②イライラや怒りをコントロールする方法
③子供の心にしっかり届く叱り方
本の内容をこのブログに全て書くことはできないので、それぞれ引用を交えながら紹介していきます。
①イライラや怒りの正体
怒りの感情は、生まれたときから私たち誰しもに備わっていて、危険・不快から遠ざかり、身を守ろうとするサインでもあります。
「防衛感情」とも言われ、自分が安心していられる空間・時間が脅かされたとき、守りたいものが守れないときに感じる「自分の身を守るためにある感情」です。
『子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本』著:篠真希 p.34

怒りも生きるために必要な感情だから、子供にイライラする自分を責める必要はないってことだね。
私はこれを読んで「怒りそのものが悪いのはなく、怒りに支配されて起こる言動に問題がある」のだと理解しました。
例えば、あってはならないことですが、子供にイライラしてつい叩いてしまった場合、子供にイライラしたことが悪いのではなく、イライラに支配されて「叩く」という行動をしてしまったことに問題があるということです。
だからイライラを無視しようと頑張るのではなく、イライラしている自分の感情を受け入れ、「叩く」以外の別の行動を起こす必要があります。
②イライラや怒りをコントロールする方法
お母さんが怒る理由として、子供が自分の思うように動かないから、と言うことがあります。「言ったことはちゃんとすべき」とか、「これくらいできてほしい」というお母さんの理想や願望(期待値)があるということです。
でも、子供がそれをできないから、イライラしたりムカッとするんですね。
怒る頻度を下げるためには、理想は理想として置いておき、期待値を下げることです。つまり「多めに見ることを増やす」のです。
『子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本』著:篠真希 p.93

簡単に言うと「まあいっか」と思える許容範囲を広くすれば、同じことが起きても、そもそもイライラする必要がなくなるってことかな?
私はこの考え方は子供に対してだけではなく、夫に対しても使えるなと思いました。
例えば夫に「休みの日くらいもうちょっと早く起きて、子供の相手でもしてくれたらいいのに」とイライラする場合。
それは自分の中で「休日はパパに子供の相手をしてほしい」という理想があるからイライラするのであって、もしも「理想は休日に夫が子供の相手してくれたら嬉しいけど、とりあえずちゃんと元気に会社に行って帰ってきてくれたらそれでOK」と期待値を下げていれば、イライラする必要もありません。
③子供の心にしっかり届く叱り方
叱ったつもりでも、分かるように伝えていなければ、なかなか直せません。
そこで、これはダメ、あれはダメと言うよりも、「どうしたらいいのか」具体的な行動を示唆する言い方に変えてみましょう。
『子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本』著:篠真希 p.165

確かに大人でも「1言われたら10理解しろ!」って言われたって、「いや、1言われても1しか理解できません!」って思うよ。子供ならなおさら、「え?これがダメなら何をどうしたらいいの?」って頭ハテナだらけだよね。
おもちゃの片づけをする時、おもちゃ箱におもちゃを勢いよく投げ入れる息子に「投げたらダメだよ」と声掛けをしていたのですが、あまり効果がありませんでした。
そこでこの本を参考に「おもちゃはそ~っと、静かに入れてね」という声掛けに変えたところ、それ以降おもちゃを投げ入れることはなくなりました。
以前の声掛けでは「投げたらダメって言われても、じゃあどうしたらいいの?」と、子供も困っていたのかもしれません。
この本を読んでどうなった?

私がこの『子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本』を読んでから、次のような嬉しい変化がありました。
・子供にイライラや怒りを感じても、罪悪感を感じなくなった。
・イヤイヤ期の子供が癇癪を起しても、落ち着いて対処できるようになり、私も息子も笑顔でいられる時間が増えた。
・常に「どうしたら子供に伝わるのか」を考えられるようになったので、子供が素直に私の言うことを聞いてくれることが増えた。
今日紹介した本の内容はほんの一部なので、このブログを読んで「もっと詳しく怒りのコントロール方法が知りたい!」と思った方は、是非読んでみて下さい。

以上、子育てのイライラに困っている人にオススメの、『子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本』をご紹介しました。
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